2014年05月17日

【闘病編】血管肉腫、腹腔内に「転移」あり

 闘病開始から36日。
 ドキソルビシン投与から一週間が経ちました。「消化器毒性」以外の副作用「心毒性」「骨髄抑制」のモニタリングのために本日も病院でいろいろ検査をしてもらいました。

 まず、「心毒性」については、問題ないようです。

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 気になっていた肩周辺の「しこり」2箇所については細胞診してもらいました。細胞はほとんど含まれず、脂肪の塊(良性)らしい。

 「骨髄抑制」については、以下のとおりでした。副作用がひどく出てしまうと白血球数が1,000程度まで落ちるケースもあるらしいです。まあ大丈夫でしょうということでした。

 白血球数が前回15,800→今回11,000(参考基準値6,000〜17,000)
 血小板数が前回16.1→今回5.2(参考基準値20〜50)

 ただ、貧血がさらに悪化してます。脾臓摘出手術直後(4/25)に近付いてます。このまま減少するようなら「輸血」が必要とのことです。もともと来週末は通院不要の予定でしたが、血液検査が必要になってしまいました。

                   4/20 4/25 5/4 5/10 5/17
 ヘマトクリット (基準37-55) 31   22  30  28  25
 ヘモグロビン (基準12-18) 9.6   --  9.2  8.8  7.3

 副作用で減るのは覚悟してました。でもここまで数値が低いのってやっぱり何かおかしいと思ってましたが、なんとなく得心のいく「宣告」が担当獣医さんから最後にありました。

 「心臓、肺、肝臓、いずれもキレイでしたが…」

 「が」っていうことは…、次があるんですね…。

 「腹腔内に複数の腫瘍が見られました」

 「血管肉腫」に次ぐ、第2の「宣告」でしたね…。

 黒い影が腫瘍のようです。…5コ?

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 4/24の脾臓摘出時点で大網に転移して無数の播種が見られたし、貧血も全然改善されないんで、転移してんちゃうかなという覚悟はある程度していました。

 でもね。ラナだったら、もう一回奇跡を起こしてくれるんじゃないかって、けっこう期待していました。血管肉腫に冒されても、ごく僅かながら「生存者」survivor がいますが、共通しているのは「がんが再発していない」ところです。「余命半年」がかなりリアルになってきました、いやもう、こんなに腫瘍だらけだったら半年もたないんじゃないか…?

 その後は、

 腹腔内って具体的にはどこですか…? →大網だと思います。
 外科手術で摘出できるんですか…? →取りきれません(無理)。

 というやり取りくらいしかできていません。もうちょっと考えを整理して、気持ちを落ち着けてから、来週末にもっと詳細を詰めていきたいと思っています。一番気になるのは、一度できた腫瘍を「消せる」手段があるのかどうかです。

 午後は、自宅でまったり過ごす予定でしたが、川太郎がぜんそくの発作を起こしてしまいました。先月のデジャヴ…? 前回は一晩様子を見ましたがそれが裏目に出て一週間入院する羽目に陥ったので、今回は重症でなくても早めに手を打とうと夜間救急に電話して対応してもらうことにしました。とはいっても、私はもうすでに酒に溺れていたので、奥さんにお任せ。

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 ところで、「思い出ぽん!」のスライドショー第2弾を作りました。
 今回は、ラナのパピー時代(2003年)です。日に日に大きくなっていて、成犬サイズに育つまでわずか半年くらいでしたっけね。あっという間でした。この頃はやんちゃでけっこう悪いことしてました。




ニックネーム ラナ父 at 22:49| Comment(4) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月15日

【闘病編】わたし、犬、いぬ(カヌー犬ラナ編)

 抗がん剤(ドキソルビシン)投与(10日)から5日経過。
 副作用としてはまず、「消化器毒性」というものが出て、食欲が落ちたり、下痢したり、吐いたりするそうですが、いまのところ、症状らしきものは出ていません。いつもと違う点は次のとおり。

 ・目ヤニが倍くらい出る →??
 ・肩周辺に「しこり」が2箇所 →要相談
 ・帰宅時に部屋でうんちしていた(13日) →結局下痢にはならず
 ・早朝3時に起こされてトイレ(15日)→軟便。大根を生で与えたせい?

 さて、闘病とは文字通り「闘い」です。もともとが敗色濃厚なので、どうしても絶望に打ちひしがれ暗く悲しい気分に陥りがちですが、長く闘っていくためには、ところどころうまくガス抜きする必要があります。最大のガス抜きは言わずもがな「川」ですが、今までの思い出を振り返ってみるのも悪くないと思っています。

 というわけでipod touchのアプリ「思い出ぽん!」で思い出の写真を集めてスライドショー作りました。加藤千晶さんのうたがとてもいいなあ。




ニックネーム ラナ父 at 22:19| Comment(4) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月10日

【闘病編】はじめての抗がん剤

 先週貧血が改善されていないということで延期になった抗がん剤投与。その後も順調に回復が進み、カヌーもできたし、クルマのケージにも飛び乗るくらいまでに元気になったので今回こそ大丈夫だろうと満を持して臨みました。

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 待ち時間の間は公園で遊ぶ。朝の陽射しが気持ちいい。いい季節になってきましたね。

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 しかし、血液検査の結果は、予想に反したものでした。

                   4/20 4/25 5/4 5/10
 ヘマトクリット (基準37-55) 31   22  30  28
 ヘモグロビン (基準12-18) 9.6   --  9.2  8.8

 赤血球数がなんと先週よりダウンしてます。なぜ…? 担当獣医さんの話では、数が頭打ちになることは想定にあったそうで、予定通り抗がん剤投与を始めることにしました。

 抗がん剤は、「ドキソルビシン(アドリアシン)」。
 抗がん剤といえば、「毒をもって毒を制する」イメージがあります。その構造上、がん細胞だけでなく、一部の正常な細胞まで攻撃してしまうのです。敵を傷つけるけれども自身も傷ついてしまう、まさに「闘い」。いよいよ始まったかと緊張が高まる。

 ラナの場合、とくに心配しなければならないのは投与後1週間後をピークに現れる「骨髄抑制」に伴う赤血球の減少。さらに貧血が悪化する可能性があるということです。
 この点については、

 ・数値は低いが、やってやれないことはない
 ・副作用がひどく、著しく貧血が進むようであれば輸血で対応

 ということだったので投与を決めました。それなりにリスクがありますが、投与しないリスク(血管肉腫再発・転移)のほうが怖いので。

 点滴の所要時間は3時間程度ですが、この病院かなり忙しそうで、結局夕方までかかっちゃうようです。10時半ごろにラナだけ病院に残す形でいったん帰りました(午後は保育園の懇談会に参加)。

 17時半ごろお迎え。

 胸部のレントゲン&エコー結果は、問題となる所見(転移の可能性)はなしでした。左側が今回です。胸のリンパ節が若干肥大している? と前回も言われましたが、とくに変化が見られないようです。

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 あと気になるのが肝臓への転移ですが、腹部の検査はやってなかったらしい。来週末を予定。

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 ラナ、点滴中もすごくおとなしくて、いい子だったそうです。よくがんばってくれました。ありがとう。
 3日後あたりまで「消化器毒性」という副作用が出る場合があります。具体的には、食欲低下、下痢、嘔吐など。何も出ないといいね。

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 ドキソルビシンには「消化器毒性」「骨髄抑制」に加え、「心毒性」という副作用もあるため、心臓への負担をモニタリングする必要もあります。来週末は、この心臓の検査(心収縮力測定)と、血液検査(赤血球や白血球の減少具合確認)と腹部のエコー(肝臓への転移確認)を行う予定。
 最も気になるのが貧血と白血球数ですが、もし検査結果が良いようであれば、再び川に出られるチャンスが巡ってきそうです。


ニックネーム ラナ父 at 21:47| Comment(7) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月09日

【闘病編】血管肉腫という病気〜4週経過〜

 ラナが倒れてから、明日でちょうど4週間になります。

 4月12日 倒れる→多臓器不全で死線を彷徨う(いま思えばDIC)
 4月24日 脾臓摘出手術
 5月 2日 「血管肉腫」と診断

 ラナはこれから「血管肉腫」という重たい病気と本格的に闘っていかなければなりませんが、戦略はまず敵を知り己を知ってこそ。まずは「敵」について理解したことを改めてまとめてみました。

 ■どんな病気?

・血管にできる悪性腫瘍。
 →血管のある場所(=全身)にできる可能性がある。
・脾臓の腫瘍が最も多い(50%)。「脾臓腫瘤のうち3分の2が悪性腫瘍、さらに悪性腫瘍の3分の2が血管肉腫」と言われるが、ゴールデンレトリーバーに限って言えばたぶんもっと確率は高いと思われる。
 →脾臓や肝臓の場合、症状が出にくいため気が付きにくい。破裂して倒れて初めて脾臓に腫瘍があったと判明することも(→ラナが最初に動けなくなったのは3月10日ですが、「脾臓に腫瘍あり」と判明したのは4月20日でした)。
・血液を介して心臓の右心房(25%)、皮下組織(13%)、肝臓(5%)、その他、肺や脳にもできる(転移する)。
・とにかく進行が早い(1ヶ月で巨大化して破裂?)。転移も早い。とくに腫瘍が破裂した場合は播種(小さなツブツブがお腹の中に散らばる)を通じて転移しやすい。
・老犬(平均9〜11歳)の大型犬に多い。とくにジャーマンシェパード、ゴールデンレトリーバー。メスよりオスに多い。

 ■原因は?

・不明。
 外的要因…ウイルス感染? 発がん性化学物質?
 内的要因…免疫力低下←加齢、栄養状態、ストレスなど

 直接的ではないが、遺伝的要素(犬種に偏り)だったり、また、不妊手術をしたメスは9倍の発症率を示したという気になるデータもある(→ラナは2009年4月に子宮蓄膿症で子宮・卵巣を摘出しています)。

 ■どうなる?(脾臓腫瘍の場合)

・貧血(歯茎が白く見える、息切れする)、食欲減退、体重減少、嘔吐、下痢、腹部膨満(臓器の肥大や出血に伴う)
・腫瘍が破裂(大量出血もあればジワジワ出る場合も含まれる)して出血するとぐったりして動けなくなる→多臓器不全に至り、死亡するケースも。出血が少量であれば、大網が止血して元気を取り戻す(→ラナはぐったりしても一日で元気になるのが2回あった)。

 ■完治するの?

・現時点では完治させる方法は「ない」。人間ではまれな病気であることが関係してるのかも(人間も不治の病)。
・外科療法による腫瘍の摘出のみでは、平均生存期間(余命)は2.7ヶ月。あっという間に転移してしまう模様。
・外科療法後に化学療法(抗がん剤治療)を併用することでを余命延長が可能だが、状態(ステージ)によって異なる。

 ステージT:脾臓腫瘍のみ(破裂・転移なし)→12ヶ月
 ステージU:脾臓腫瘍の破裂あり(転移なし)→6ヶ月(ラナはここ)
 ステージV:脾臓腫瘍の破裂・転移あり   →データなし

・血管肉腫に対する抗がん剤の位置付けは、がん細胞の増殖を少しでも抑える「延命」という認識でいたほうがよさそう。
・抗がん剤が効かなくなるまでに寛解していれば、と思いたいが、期待はできない。1年以上生存する確率は10%以下?
・最も助かる可能性が高いのは現時点のデータ上では外科療法&化学療法の組合せですが賭けに近い。抗がん剤の副作用というデメリットもあるし、費用も相当かかるので判断が難しいところですが、家族の理解が得られるのであれば、私はこれを選びたいと思っています。


ニックネーム ラナ父 at 07:31| Comment(0) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月05日

10 脾臓摘出後、初めてのカヌー(多摩川1)

水位:-2.50m(調布橋) 気温:17℃(青梅) 天気:曇り
区間:御嶽苑地(放水口)〜喜久松苑 メンバー:ソロ



 抗がん剤投与が延期され、幸か不幸か予定が空いてしまいました。ラナの体調的には、充分に気を付けてさえいれば、川に連れて行ってもいいんじゃないかと判断し、昨年7月以来の御嶽へ。近所でそこそこきれいで、ラナの様子を見ながらいつでも中断可能な場所となるとやはり御嶽が一番ではないかと。

 4月6日に静岡の太田川を下って以来、約1ヶ月ぶりのカヌーです。12日にぶっ倒れた時には、もう一緒に川下りできないんやと涙に暮れていましたが、多くの人に助けられ、励まされ、今こうしてこの場にいることの有難みを改めて噛み締めています。

 御嶽苑地(放水口付近)の駐車場は有料化されておりました。カヌーのセットアップに20分ほど要した後、寒山寺駐車場に移動しましたが、料金不要でした。何分までならタダなんでしょうね?

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 寒山寺から御嶽苑地までの約2kmはジョギングにて回送。ラナは貧血が解消されておらず、過度な運動はさせられませんからお留守番です。…心なしか、怒ってません?

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 川原に下りると、一気に表情が変わりました。やっぱり大好きなんやなー。

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 前回下ったときは桜が満開で春本番!って感じでしたが、闘病の最中に季節は移ろい、新緑の季節となっていました。個人的には、四季のうちこの新緑の時期の景色が一番好きです。

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 一ヶ月ぶりのカヌーはやっぱりどこかぎこちない。ラナもそれは同じだったようで、逆リーンかましたり、踏ん張りがきかなかったり。でも、背中にラナがいることの安心感はあいかわらず。背中の存在が、この上なく嬉しい。

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 楓橋(寒山寺)で上陸するつもりでしたが、ゆっくり下っても30分程度で着いてしまったので、あまりに物足りない。ラナも大丈夫そうなので、区間を延長することにしました。

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 漕ぎ始め8時25分ごろ、漕ぎ終わり9時35分ごろ。喜久松苑前で上陸しました。ラナにはまたお留守番してもらい、ジョギングで寒山寺までクルマを取りに行く。

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 泳がせず、回送させず、基本的にはフネに乗りっぱなしで極力身体に負担をかけないように気を付けました。今までのパターンからいうと、翌日にダメージが出るケースが多いので、明日の体調に要注意。

 それにしてもラナ、いい顔してました。これでノーダメージなら、今後できるだけ川に連れて行ってやりたいと思っています。

 しかしながら、抗がん剤治療を始めると、「骨髄抑制」という副作用で白血球が減少するという症状が出ます。白血球が減少すると、感染症が発症しやすくなり、ひどい場合「敗血症」を起こしたりします。ふつうに考えたら、雑菌の多い川で遊ぶのはNGではないかと。ただ、QOL(Quality of Life)の維持においては、我々にとっては「川遊び」が必須です。何とか、抗がん剤投与中も川遊びが継続したいです。今日が最後、というのではあまりに悲しい。


ニックネーム ラナ父 at 21:58| Comment(8) | 関東>多摩川(丹波川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月04日

【闘病編】抗がん剤治療、延期

 血管肉腫の化学療法(抗がん剤治療)には、「ドキソルビシン」を使うケースが最も多いようです。より効果を高めるために抗がん剤を複数組み合わせたパターンもありますが、どの程度効果が変わってくるかについては、まだデータがありません。副作用の程度(下になるほど強くなる)次第ですが、現時点では私はAを選択しようかと考えています。

 @ドキソルビシン単体(ドキソルビシンプロトコール)
 Aドキソルビシン+シクロフォスファミド(ACプロトコール)
 Bドキソルビシン+シクロフォスファミド+ビンクリスチン(VACプロトコール)

 ドキソルビシンは、30mgを1時間程度かけて点滴で投与されますが、血管外に漏れ出ると組織が壊死するという怖いクスリですので、事前に生理食塩水を1時間入れて確実に漏れがないことを確認してから投与されます。ドキソルビシン投与後にも1時間程度生理食塩水を使うそうなので、全体で3時間ほどかかるそうです。

 いよいよ本格的な闘病生活が始まるんだなあ…と覚悟しておりましたが、結果は「来週末に延期」でした。

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 残念ながら、血が足りない。脾臓摘出手術から11日が経過しましたが、まだ貧血が改善されていませんでした。ドキソルビシンは「骨髄抑制」の副作用で血が減りますから、事前に血が充分にあることが望ましいのです。脾臓の腫瘍は摘出しましたが、体内に残ったがん細胞は日を追うごとに再び増加してます。もたもたしてるうちに別組織に転移したり、手がつけられなくなるかもしれない。なもんで、できるだけ早く始めたかったのですが…。

                  4/20 4/25 5/4
 ヘマトクリット (基準37-55) 31   22  30
 ヘモグロビン (基準12-18) 9.6   --  9.2

 現在の数値は、脾臓を摘出する直前(脾臓破裂に伴う失血で慢性貧血状態)まで戻ってはいますが、正常値にはまだまだ足りない状態です。
 ちなみに、体重24.75kg,体温38.6℃でした。

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 がっくりきましたが、まあしょうがない。
 腎機能、肝機能もちゃんと正常に戻ったし、白血球と血小板の数値(4/12時は白血球48,900/血小板2という異常値だった)も元に戻りつつあります。体重も少し増えました。という、うれしいデータもあります。あと一週間で貧血が解消できるよう、手作り料理と運動で、サポートしてあげたいと思います。

 そうそう、抜糸だけは予定通り行いました。

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 本日の花鳥料理。
 「ごはん+ささみ+キャベツ+にんじん+さつまいも+納豆」

 ちょっと入れ込みすぎた気がしますが、これもあっさり完食しました。

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 明日は抗がん剤投与を前提として室内でおとなしくしている予定でしたが、抜糸も終わって一応運動できる状態。これは、ひょっとしたら川に行けるかも。彼女の体調次第ですが、明日は近場の御嶽あたりでリハビリがてら軽く漕いでみようかなと考えています。


ニックネーム ラナ父 at 18:05| Comment(2) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月02日

【闘病編】脾臓腫瘍検査結果→血管肉腫でした

 ラナの脾臓摘出手術から8日が経過しました。
 本日は手術痕からの漿液モレの経過観察のために病院へ連れて行きました。結果は良好。傷口にできていたしこりもほぼ取れています。もう大丈夫でしょうとネットもガーゼも外しました。抜糸は4日予定となります。なお体温は38.8℃で平熱でした(前回より+0.4↑)。

 さて、今回の通院では、ある覚悟を持っておりました。
 そろそろ来るなと思っていた、腫瘍の病理検査結果。案の定、お話がありました。
 
 結果は、次のとおりでした。 

 「脾臓血管肉腫、大網転移を伴う」

 コメントには、次のとおりありました。

 「脾臓血管肉腫は血管内皮細胞由来の予後が悪い悪性肉腫です。多発性に増殖巣が形成されている場合は、単発性の病変より幾分予後が厳しくなるといわれています。この腫瘍の合併症には、肝臓を初めとした多臓器への転移、持続する腹腔内出血、隣接する内臓または腸間膜表面への播種、凝固異常(DIC)および異常赤血球形態が挙げられます。慎重な対処が望まれます。」

 「予後が悪い」というのは、27日にも書いたとおり

 @このままなにもしなければ、余命はMAX3ヶ月。
 A化学療法を用いて、余命はMAX6ヶ月。→3ヶ月の延命措置。
 Bそれでも1年以上生存する可能性は10%以下。

 のことを意味していると思われます。

 「脾臓腫瘍の2/3は悪性、うち2/3は血管肉腫(→血管肉腫である確率は4/9)」と聞いていましたが、同時に脾臓の血管肉腫はゴールデンレトリーバー(とジャーマンシェパード)に最も多く、発生年齢が平均9〜11歳であるというデータと摘出した脾臓の現物をこの目で見た時の感想(播種があった)から、血管肉腫でほぼ間違いないやろなと予め思っていたので、取り乱すことなく素直にこの事実を受け入ることができました。

 しかしそれでもなお、良性であってほしいと、心のどこかで期待していたんだと思います。買ってきた犬のがんに関する書籍を読んで勉強するつもりだったのに、その後はぼんやりと無為に過ごしてしまいました。

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 体調は右肩上がりでよくなっている感がありますが、飛び跳ねたり、走り回ったりという状態にはまだ遠い。めちゃめちゃ天気もいいし、気分転換にクルマで川まで出かけてみたら少しは様子も変わるかなと思ったりもしたんですが、結局ご近所の公園コースでした。

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 本日の花鳥料理は、
 「ごはん+ささみ+キャベツ+にんじん+ほうれん草+納豆」。

 サツマイモを投入する予定でしたが、明るいうちから酒飲んで寝てしまったため、お買い物に行けませんでした。ごめんラナ…。

 そういえば少し、体臭が出てきました。12日にぶっ倒れて以来、不思議とずっと臭わなかったんですよね。ラナだとすぐ分かる、香ばしいニオイが持つ意味。たぶん、代謝が戻りつつあるといういい兆候だと思うんですが…。

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 さて、早ければ明後日4日に抜糸のあと抗がん剤治療が始まります。これからの闘病生活に対する基本的な考えをまとめました。

 @ 悲しまず、前向きに考える
 悲しみはラナに伝わって不安にさせます。考えてみれば余命6ヶ月なんて言ってもラナには理解できませんからね。ぶっ倒れた先月12日以降は、ラナが特別にくれた「おまけの日々」的な認識で前向きに捉えようと思います。その死を受け入れるための覚悟を徐々にしていきつつ、まだまだたくさんの楽しい思い出を作ろうと思います。できるだけ側にいる時間を作ってあげたい。おいしい手作りごはんを食べさせてあげたい。そして、カヌー犬として、もう一花咲かせられるかな…?

 A 最後まで諦めずに戦うが、時が来れば退く
 今まさに本格的な戦が始まろうとしています。敵を知り、戦う武器を探して戦略を練っている段階。「寛解」という勝利を目指して戦いますが、過去のデータ的には9割が負け戦と決まっています。その時が来れば、潔く退きたいと思います。

 あれこれと治療の道を模索しているのは、ラナに少しでも長生きして欲しいから。死ぬときは老衰で安らかに眠るようであってほしいから。しかし、彼女目線で考えるとどうでしょう。たぶん、長さはあまり関係ないというような気がします。家族がずっと側にいて、おいしいごはんが食べられて、大好きな水遊びができて、苦しむことなく、眠るように死ぬことができたなら、それでいいんじゃないかと思います。

 結局自分が後悔したくないから。後々になって、罪の意識に苛まれることに耐えられないから最善を尽くしたいという気持ちもあります。でもこの自分本位な気持ちのせいで彼女に苦しい思いを強いることになるとしたら、その時はぐっと堪えたい。もし、お迎えが来たな、と感じることがあったなら、その時は安らかな眠りに就かせてやりたい。これからは、その判断ができるようになる覚悟も養っていかなければと思います。


ニックネーム ラナ父 at 21:57| Comment(2) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月01日

【闘病編】脾臓手術から一週間→ようやく体調が上向きに

 ラナは昨晩ごろから徐々に元気を取り戻しつつある感があります。早太郎のご加護の御蔭ですかね。
 食欲は元気だった頃にほぼ戻り、6時ごろになると台所に張り付いて「ごはんよこせ」のアピールをするようになりました。いちいち一喜一憂していては身が持たないんですが、それでも飼い主としては随分気が楽になりました。気が楽になると、ラナごはん作りがとても楽しいものになります。包丁で細かく切って茹でるだけの単純作業ですが、恥ずかしながら今までろくに料理をしたことがないので、いろんな食材に触れられるだけですごく新鮮な気分になります。

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 本日の花鳥料理。
 「ごはん+小松菜+豚肉+ささみ」

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 夕食は初めてきのこ類使いました。
 「ごはん+小松菜+舞茸+鮭+豚肉」
 犬がきのこなんかホンマに食べんのかいなと甚だ懐疑的でしたが、あっさりと完食しました。

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 明日はサツマイモと納豆も使ってみよう。もう少し元気になって、患部からの液漏れも止まったら、ちょっと長めの散歩にも出てみたいなと思っています。


ニックネーム ラナ父 at 22:45| Comment(0) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月30日

【闘病編】脾臓摘出後の治療

 まもなく出るであろう病理検査結果が、もし悪性の血管肉腫だった場合。すぐ動けるように、いまのうちにと考えを整理しています。

 一般に癌の治療に際しては以下の選択肢があります。

 1. 化学療法…抗がん剤による治療
 2. 放射線療法…リニアックという放射線治療器による治療
 3. 代替療法…免疫療法、栄養療法など

 うち、血管肉腫の場合は1と3が選択肢。それぞれ、メリットデメリットがあります。現時点ではまだ迷いつつも、実績データ面で最も信頼性の高い1を選択しつつ、3も可能な限り取り入れたいと考えています。

 使用する抗がん剤は、「ドキソルビシン」(アドリアマイシン)というもの(抗腫瘍性抗生物質)。
 ラナの場合、1回あたり30mg投与。生涯投与量は250mgまでと決まっているので、30mgを3週間おきに5〜6回に分けて点滴で投入します。副作用は、消化器毒性(嘔吐、下痢)、骨髄抑制(感染症に弱くなる)、心筋毒性など。
 これで余命を3ヶ月から6ヶ月に延命する程度の効果が期待できます。

 その後は? もっと効果の期待できるものは? その他に何かないかとインターネットで調べると、サリドマイド(抗多発性骨髄腫薬)、パゾパニブ(分子標的治療薬)なんかもあるようです。もっと詳しく調べてみよう。

参考:
http://www.vetmed.hokudai.ac.jp/VMTH/department/oncology/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8A%97%E3%81%8C%E3%82%93%E5%89%A4%E6%B2%BB%E7%99%82.html

 さて、今朝は雨でした。患部を雨に濡らさないよう編み出したのがこれ。ポリ袋30Lに穴をあけて即席カッパに。

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 12日にぶっ倒れて以降、ドッグフードを食べてくれなくなったので手作り食に移行していますが、3の栄養療法をここで取り入れていけたらなと思ってます。

 これまで、ささみ+キャベツ+ごはんの組み合わせでしたが、徐々にレパートリーを増やしていこうと思っています。
 朝食は、ささみ+ごはんに鮭とかぼちゃを追加。鮭がくさい。けど、ちゃんと食べてくれました。

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 夕食は、ささみ+ごはんにかぼちゃと小松菜と豚肉を投入。これもガツガツ食べてくれました。心なしか、昨日より元気になっている感じがします。

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 注文した本も、早くもうち5冊が届きました。ゴールデンウィーク中に読了しようと思います。

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ニックネーム ラナ父 at 23:18| Comment(4) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月29日

【闘病編】霊犬 早太郎伝説

 安曇野のスラローム大会『にじますカップ』のおおさわさんが、ラナの病気平癒のためにわざわざ信州光前寺まで赴いて御祈祷をお願いし、お札やら魔除やら御守を送ってくださいました。
 ここまでしていただいて、なんと申し上げてよいやら、言葉がございません。本当にありがとうございます。
 おおさわさんには、一昨年にもトロフィーをいただいたばかりでしたのに、またまた大きなご恩を賜る形となってしまいました。

 御札は、ラナが見える位置に飾らせていただきました。北向きはダメみたいですので東向きとしました。

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 御守は、私が肌身離さず持っておこうと、スーツの内ポケットに忍ばせることにしました。

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 信州は宝積山光前寺には、「霊犬 早太郎」の伝説が残っています。毎年生贄を要求する妖怪ヒヒを光前寺のわんこ(早太郎)が死闘の末退治したというお話です。むかし『うしおととら』というマンガでこの早太郎(しっぺい太郎)をモチーフにした話を読んでいたのを機に、この物語自体は知っていましたが、信州駒ヶ根ゆかりとまでは知りませんでした。早太郎の御加護で、ラナが少しでも良くなることを祈っております。

 さて、今朝を迎えたラナですが、体調は昨日と変わらず。動き回るくらいはできますが、やはりしんどそう。少しでも体力回復をと、5時と8時に二回ごはんをあげました。どちらもペロリでしたが、その後事件が。

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 横になったラナのお腹のキズの最上部から体液がドロリ…。もしかして、食べ過ぎてお腹がふくらんだせいでキズが開いた? 人間の頭部用ネットを装着してみてしばらく様子を見てみましたが、止まる様子がないので、急遽病院に連れて行くことにしました。
 とりあえず、ごはん食べすぎとは関係ないようです。念のためエコーで腹腔内も見てもらいましたが、腹腔内に溜まっている様子はなし。消毒して抗生物質をバイトリルから新たにオーグメンチンに変更してもらいました。体温は38.4℃と平熱を維持。

 ちなみに手術後、ラナの腰はかなりくびれました。ネットをかぶせるとよく分かります。冬場は腰回りがずん胴になってました。あまり川に行けてなくて、運動不足のせいでデブってたのかなあと当時は思ってたのですが、おそらくすでに脾臓が肥大してたんでしょうね…。気付いてあげたかった。

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 手術で一命をとりとめたとはいえ、まだ元気というには程遠い状態。今は横ばいという印象ですが、少しでも下がるとヤバい状態になるので気が気ではありません。早く元気を取り戻してほしい…。


ニックネーム ラナ父 at 17:15| Comment(0) | 血管肉腫 闘病編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする