2014年08月08日

【後日譚】ペットロス関連の本 3

 いままさに日本列島を縦断せんとする台風11号。お盆休み期間中に列島を縦断した本格的な台風としては、2003年の台風10号以来だそうです。
 それを聞いてふと、懐かしい思いにかられました。当時は、ラナがウチに来て初めての夏休みでした。大増水の四国入りを若干順延し、岡山で2日ほど滞在しました。これからラナを喪って初めての夏休みを迎えます。11年前と同様に四国に入り、思い出の地を廻ろうかと考えていますが、どうなることでしょう。

 さて、ペットロス関連の本第3弾です。今回は、今までと違って喪失の哀しみではなく、どのように共に生きてきたかがテーマの中心になってますね。振り返ってみるまで自分でも気が付いてませんでした。

■谷口ジロー,2001;「犬を飼う」小学館
・マンガ
・老犬タムが亡くなるまでの8ヶ月間が描かれている。看取るシーンがクライマックス。マンガならではのリアルな描写に胸を打たれました。

 「生きるという事、
  死ぬという事、

  人の死も犬の死も
  同じだった。」

■影山直美,2014;「柴犬ゴンの病気やっつけ日記」ベストセラーズ
・イラストエッセイ
・7ヶ月に及ぶがん(扁平上皮がん)闘病記。闘病にテーマを絞った作品を読むのは初めてかな。セカンドオピニオンを取って放射線治療した後のかかりつけの獣医さんとの気まずい雰囲気(がんと診断できなかった)のシーンがでてきますが、その気持ちすごく分かります。

■斉藤政喜,2005;「シェルパ斉藤の犬と旅に出よう」新潮社
・エッセイ
・シェルパ斉藤さんの本を読むのは実は初めてです。水と陸と活動場所に違いはあれど、わんこを旅の相棒とする基本概念は同じですね。ニホとの別離のシーンは多くを語らないシンプルな描写でしたが、逆に胸に迫るものがありました。

「…ぼくは犬たちと旅に出たくなった。ニホと出かけるはずだった、あの長い散歩の続きをしよう。…」

 私も…。でも、いまは、おひとりさま。しかし、いつかまたわんこと旅がしたいな。そういやかつて雑誌の取材費がわりに「シェルパ斉藤のコーヒー」をいただきましたが、あれはどこにやったんだろうか。

■野田知佑,2010;「カヌー犬・ガク」ポプラ社
・エッセイ
・昔後輩に貸し出したまま返ってこず長らく読んでなかったので、これを機に新品を買い直しました。何度読み返してもやっぱりガクはかっこいい。かつてこれぞ犬と人の理想的な関係と思っていましたが、その思いは変わっていなかったと改めて認識しました。ガクとの思い出話が中心で、死直後の喪失感については多少触れられていますが、その後の心境の変遷については語られていません。すごく読んでみたいけど、その機会は訪れるんだろうか。


 さて、年表作りをようやく本腰入れて始めました。こつこつ書き溜めた川下りレポートを一から読み返してます。たぶんワードファイルにしたら2,000ページ以上はありそう…? 「ちりつも」の力ですね。そんな膨大な資料の中からラナに関連する内容をピックアップしてます。思っていたよりはるかに長期に渡る作業になりそう…。

 2003年から始まって、現在、2007年分を読み込み中。辛くなるかな…と覚悟していましたが、昔のことすぎるからか、自分でも不思議なくらいに安らかな気持ちで向き合えています。テーマが川下りレポートなのでしょうがないとはいえ、ラナ主体の記事が多くないのが残念。もう少し掘り下げて書き残しておけばよかったな。

 この年表作りが終わったら、ラナの生涯について改めてまとめ直してみようと思っています。この作業が一応の完結をみた時、悲哀の仕事も終わるのかな、と感じています。


ニックネーム ラナ父 at 06:24| Comment(4) | 悲哀の仕事編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今はとてもそんな気持ちにはなれないでしょうが・・・・・

いつか、ラナちゃんとの出会い、川旅の数々やお別れまでを、一冊の本にされてみてはいかがでしょうか?

ラナちゃんとお父さんとの関係は、野田さんとガク、斉藤さんとニホとは一見同じジャンルのようで、中身は似て非なるオリジナルな「世界観」「価値観」がありますからね。
プロのライターさんではなくサラリーマンの、立場でわんことカヌーに係るスタイルは同好の士や賛同者さんが大勢おられるのではないでしょうか?

自費出版の構想がございましたら費用的な部分でお手伝いも検討いたしますよ。
Posted by おおさわ at 2014年08月08日 06:50
おおさわさん
こんばんは。パソコン修理に丸二日かかってしまいました。レス遅くなってすみません。
ちなみに本日ようやく四国の地に入れました。

これから書こうと思っていることは、本にしようと考えるとあれこれ考え過ぎていっこうに筆が進まなくなるかと思うので、まずは気楽な気持ちで取り組んでいけたらと思います。
それでも完成はいつの日になるのか、想像つきませんが…。
Posted by ラナ父 at 2014年08月11日 18:15
 こんにちは。はじめまして。
 私は、2008年からカヌーを初めましたが、初心者の私にとって、ラナ父さんのホームページはずいぶん参考にさせていただきました。このたび、数ヶ月ぶりに拝見したところ、ラナが亡くなったことを知りました。たいへん残念に思います。心からお悔やみ申し上げます。
 かく言う私もカヌー行きのほとんどをわんこ(黒ラブ雄)と同行しました。そして、その苦楽を共にしたわんこも、昨年9月、13歳の誕生日を前に亡くなってしまいました。子供のころ、何匹か犬は飼いましたが、このときの喪失感の大きさには自分でも驚くほどでした。たかが犬されど犬、でした。
 今でも、以前に行った川下りはどうだったっかとビデオや写真を見返すとき、亡くなったわんこの姿をほとんど必ず見ることになりますが、なかなかカヌー犬として堂にいったものだったなと感心しながら懐かしく思い出しています。ラナもそうだったのでしょうね。
 私は、わんこが亡くなってからは、もう犬を飼うのはよそうと思っていましたが、わんこと過ごした日々を忘れることができませんでした。そして、この春、同じ黒ラブ(雌)の仔犬とめぐり合い、ただいま久々の子育て奮闘中です。7月には琵琶湖でカヌーデビューも済ませました。
 実は、ラナやラナ父さんのお姿を一度、川でお見受けしたことがあります。2009年3月の由良川でしたが、ゴールデンがわんわん、人間もきゃあきゃあと楽しそうに下ってられました。そのときは皆さんのことはまだ知らなかったのですが、後日ラナ父さんのホームページの記録を見て皆さんだとわかりました。私とわんこも数時間遅れて、同じコースをファルトで下りましたが、その後お会いすることはありませんでした。また、どこかでお会いできたらと思っていましたが、ラナとは会えないままになってしまい、本当に残念です。
 せめて、一言、カヌー下りの楽しさを伝えてもらったラナに感謝したく、そして、ラナ父さんには、できればまた精力的に楽しいレポートをお願いしたく、お便りをさし上げた次第です。
 いつか川でお会いできたらと思います。
Posted by ベルパパ at 2014年08月17日 02:21
ベルパパさん
おはようございます。コメントいただきありがとうございました。

私、ラナと数多くの川を下ったわりにはカヌー犬に出会う機会にあまり恵まれなかったように思います。先代黒ラブさんとは一度ニアミスがあったようですが、お会いすることができず、本当に残念でした。

二代目を春に迎えられたとのことですから、いまは生後半年ごろでしょうか。もう身体はほとんど大人並ですが、中身はまだまだ子供の時期ですね。最近私もラナの幼少期の記録を読み返しましたが、甘がみ止まらないわ、他人に飛びつく癖が直らないわで慣れない子育てに四苦八苦しながらも、幸せな日々でした。

この喪失感はなかなか埋まる気がしませんが、少しずつ前には進んでおります。書く行為はもともと好きなのでそのうちレポートを再開させることもあるかもしれません。とりあえずお盆休み中のレポートは近いうちに簡潔ながらまとめようかと思ってます。

ではでは、今度こそ川でお会いできたらいいですね。

Posted by ラナ父 at 2014年08月20日 06:19
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