2014年07月22日

【後日譚】ペットロス関連の本 1

 三連休、妻子は里帰り。私はといえば、気遣ってもらって独り静かに自宅で過ごしました。うち二日間は酒とゲームに浸りきりという今までと変わらない過ごし方でしたが、最終日は久しぶりに本を読みました。

 読書は、私にとってかなり消耗の激しい作業でして、ある程度心身状態に余裕がないとやれません。そういう意味では、何か読んでみようかなという意欲が出てきたのは、よい兆しなんではないかと思います。とはいえ、本来好きなミステリを読もうという気はまったく起こらず、対象はペットロス、愛犬との死別の哀しみ Bereavement について書かれた本です。先週あたりからいくつか書店を回ってみてたんですが、そんなコーナーはやっぱりというか、ありません。こういう時はAmazonが便利ですね。お手軽に探せます。気力の閾値が著しく低下している今の私には非常にありがたい。あまり深く考えず、お値段とタイトルと表紙のみで適当に何冊か選びました。

■松田朋子,2011;「さよならの合図 ペットロスから再び笑顔を取り戻すまでの90日間」メディアファクトリー
・読みやすそうだったので購入。
・エッセイ(マンガ)
・お別れの仕方がウチのラナとけっこう共通。とくに「散歩に行こうよ」のあたり。マンガだけあって、あっという間に読了。リハビリにはちょうどよかった。

■穴澤賢,2010;「またね、富士丸。」世界文化社
・表紙が大型犬だったので購入。
・エッセイ
・今の私と近しい年齢時に亡くしていることからも、感情移入しやすかった。「結局、時の流れに身を任せるしかない」という言葉が心に残った。

■カタリナ房子,2002;「ペットロスから立ち直るとき 愛犬レイアがくれた無償の愛」ハート出版
・表紙がゴルだったので購入。
・エッセイ
・死因があまりに理不尽で、私なら復讐するかも。いつまでも泣きたくなったら泣けばいい。それだけ愛せた証だから、という言葉はありがたかった。

■鷲巣月美編,1998;「ペットの死、その時あなたは」三省堂
・「ペットががんになった時」と同じ作者だったので購入
・実用本
・考え方を体系立てて整理するのに役立つ。印象に残ったのは「死は敗北でない」という一文。よい死を迎えさせることも飼い主の責任という考え方にはっとさせられた。


 ちなみに以下は注文済みで待ちのもの。他にもよさげなものがないか物色中です。

■中野孝次,1990;「ハラスのいた日々」文藝春秋

■折原みと,2012;「おひとりさま、犬をかう」講談社

■ごとうやすゆき,2006;「ダメ犬グー 11年+108日の物語」幻冬舎


 徐々に前に向かって歩き出した感がありますが、まだ過去に直接向き合おうという意欲は湧いてこない。この読書という行為も結局のところ逃避ではないのかという気がしないでもないですが、必要なプロセスだと思いたい。でもまあ、きっと「時の流れに身を任せる」気持ちでいたほうがいいんでしょうね。


ニックネーム ラナ父 at 23:36| Comment(12) | 悲哀の仕事編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なかなか再始動厳しいですね。
うちの愛犬も11歳で旅立ちました。
かなり辛く3年たった今でも時々思い出にふけることがあります。
当時は小さな子が3人いたので落ち込んでる場合ではなかったです。
一人にならずいままでラナちゃんに向けてた愛情も子供たちに注いであげてください。
きっと子供も落ち込んでる父親を見るのは辛いと思うので。
Posted by ふく at 2014年07月23日 06:28
昔、私が中学生のころテレビのサントリーのCMで
「角瓶と文庫本持って旅に出る」というナレーションではじまり、ラフな格好のおじさんが、ローカル線とおぼしき電車に揺られ、サントリーウィスキー角瓶を、のんびりした風景が広がる車窓の前に置き、キャップをコップ代わりにして飲みながら文庫本を読んでいる。「電車の中で文豪たちとまず一杯」…という印象深いものがありました。

お酒も本もご自宅でなくても楽しめます。
こういう時は、環境を変えたところにご自身の身を置かれてみてはいかがでしょうか?
せっかくラナちゃんが与えてくださった「今の時間」です。
どうぞ有意義にお使いください。
Posted by おおさわ at 2014年07月23日 06:52
新しい相棒を迎えてはどうでしょう。「おひとり様イヌを飼う」にもその事情は書かれていますし、コンラート・ローレンツ博士「人イヌにあう」もイヌの死を恐れすぎることへの戒めと、ほかのイヌがなぐさめてくれることが書かれています。「シェルパ斉藤の犬と旅に出よう」にも、愛犬の死と、同居犬と旅することで癒される過程が書かれています。
Posted by hig at 2014年07月23日 18:42
ふくさん
ありがとうございます。そうですね。うちも小さいのが二人いるんで、日常生活ではふだんどおり振舞っているつもりでしたが、あれ以来、全然遊びに連れて行ってやれてないので、今週末はひさしぶりにカヌーに乗せてやろうかなと思っています。
Posted by ラナ父 at 2014年07月24日 05:19
おおさわさん
そうですね、本持って、旅に出るのもいいかもです。大学生時代に青春18きっぷとかフェリー使って、カヌー転がして何度かやりましたが(角瓶は持ってませんよ)、今でもいい思い出です。
とりあえず、子どもたちのこともあるので、今週末こそ川に出かけようかと思っています。いい気晴らしになればと思います。
Posted by ラナ父 at 2014年07月24日 05:42
higさん
コンラート・ローレンツ博士とは懐かしい名前です。20年前くらいだったか忘れましたけど「ソロモンの指輪」読みました。内容はすっかり忘れてしまいましたが。とりあえず、「人イヌにあう」と「犬と旅に出よう」は即注文しました。紹介いただいてありがとうございます。

新しい相棒については、少し考え始めてはいます。
カヌー再開するにしても、あまりに背中が寂しいですからね…。
Posted by ラナ父 at 2014年07月24日 05:51
もしも、どうしてもラナちゃんに会いたければ、いつか家族旅行も兼ねて、遠いですが青森県下北半島の恐山に行かれてはいかがでしょう?

道中の東北地方にはカヌーができる川はたくさんあるでしょうし、恐山そのものが一種の観光地となっています。

まあ、僕も大昔フィアンセを交通事故で失い、酒浸りで自暴自棄になって荒れ狂って、後追い自殺ばかり考えていたとき、見かねた知人が勧めてくれて、はるばる行ってきました。

そこで「イタコの口寄せ」でフィアンセと会話してきました。
最初は「絶対嘘」と疑っていたんですが、僕とフィアンセしか知らない内容を、イタコさんの口から色々発せられるのを聞いて、「死後の世界」は実在するんだと確信し、亡くなった人の魂はいつも自分を見守っているのだと実感し、すごく気持ちが楽になった次第です。
今の妻と結婚する直前にも恐山へ行き、フィアンセと相談してきましよ。

もうすぐ四十九日ですし、どうか気持ちに区切りがつけられることをお祈りしております。
Posted by おおさわ at 2014年07月24日 06:44
昨年、気田川でお会いした2頭のレトリーバーの飼い主です。
突然ですが、我が家のチョコラブBuddy君が、7月1日に、天に召されました。
4才10ヶ月の、短い生涯でした。
6月29日の昼前に吐き戻し、翌々日の7月1日の夜に天に召されてしまいました。
遺体の傷みが酷かったため、翌朝には荼毘にふしました。
あまりのことに、残された私と11才のゴールデンは、今でも、訳が分からないでおります。
けれど、これまでの経験から、
『この寂しさはやはり犬でなければ埋められない』ことも解っております。
少しずつ、次の犬のことを考えております。
今年は無理だけれど、来年には、また、私と2頭で、気田川を下りたいと考えております。
最後に、
ラナちゃんとBuddy君が良い旅を続けてくれることを願っております。
お元気で。
Posted by DONN&Buddyママ at 2014年07月24日 17:13
おおさわさん
おおさわさんにそんな死別の過去があったなんて…(絶句)。

恐山は、行ってみたいですね。
魂の存在は、それを確信する出来事を経験していないのでまだまだ懐疑的ではありますが、あったらいいなと思っています。
また、とくに最期に近い日々は、ラナとはかなり高度なレベルで意志の疎通が図れていたと思ってます。「イタコの口寄せ」を通じて会話ができても、別に不思議とは思わないですね。
Posted by ラナ父 at 2014年07月25日 07:02
DONN&Buddyママさん
まずはお悔やみ申し上げます。
あまりに突然すぎますね…。不慮の死だとまずその現実を認めるのが大変ではないかと察します。
今の私なら、その喪失の悲しみが少しばかりは分かるような気がします。ああしておけばよかったと悔いて、共にあった日々を思い返しては泣いて、徐々に受け入れていくしかないですよね。

お互い、またいつの日か、新たなパートナーに恵まれて、気田川で再会できる日が来ればいいですね。

ラナにはBuddy君が追いかけてくることを伝えておきます。
巡り会えるといいですね。
Posted by ラナ父 at 2014年07月25日 07:31
なんにしても、ゲームはよくわかりませんが、経験者から言わせていただければ、こういう状況の中で、家に籠って酒を飲み続けるのは、心にも体にもよくありませんよ。
いま、ラナちゃんが傍にいたら、きっとこうしていたんじゃないでしょうかね?

https://www.youtube.com/watch?v=C4oQ-0ZBFDM
Posted by おおさわ at 2014年07月25日 15:17
おはようございます。
そうですね! きっと、じっーと心配そうに見てると思います。
読書をはじめたあたりから、気持ちは上向いてるんで、たぶん大丈夫です。
そのうちもう一度向き合って、もう一度ちゃんと悲しんで、「悲哀の仕事」はいったん完了! となると思っています。

本日はひさしぶりに川下りにいってきます。
Posted by ラナ父 at 2014年07月27日 05:29
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